月別アーカイブ: 12月 2004

会社で作業後、彼女と池袋で落ち合う約束をするものの、一向に連絡がとれない。もしかしたらまた酔いつぶれているのだろうか、そんな不安をよそに23時近くに社を出る。

留守電に伝言を入れておくものの、これと言ったリアクションは無いまま、とりあえず行く約束をしていた池袋のグラスホッパーというバーに向かう。しかし、店には彼女はいない。少しがっかりした表情をしていると、以前どうやら立て続けに彼女と通っていたためか、顔を覚えてもらっていた。これって誰かが言っていたけど、その店の常連になるための手段だとか。

とりあえずビールを呑んで、少しボウモアというウヰスキーに道を逸らし、再びビールに戻ってお会計。そろそろ終電。電車に乗っているとようやく彼女からの電話。電話口の声は相当酔っていた。「これから会いに行く」と言ってきてきかないので「じゃあ、来て」と言うと、本当にタクシーでやってきてしまったという。

ようやく彼女にプレゼントを渡すと、酔っているからなのかものすごいリアクションで喜び、泣き、とても嬉しそうだった。よかったよかった。

と、ここまで書いてSTUDIO MX 2004とAdobe Creative Suiteをインストールすることになったので、タイピングを辞めることにする。

今年もあっという間にクリスマスが過ぎ去って行った。

ボクは何をしていたかと言えば彼女とデート、ではなくてラーメン屋でラーメン食べてひとりで家に帰って明石家サンタを観る。という行為を行っていた。もちろん、彼女と喧嘩したとかそういうわけではなくて、彼女が朝まで仕事をしているためで、久しぶりにクリスマス・イヴを家で一人で過ごした。大学生の頃はケーキを徹夜で売っていたし、去年は徹夜で仕事をしていた。全然メリーなクリスマスでは無いわけで。

今年は彼女もいるから、イヴに街行くカップルを観ても微笑ましく見守れるかと思いきや、案外そういう気持ちになれずにいた。でも、クリスマスだから何かする。というのは何だかなぁ。と相変わらず思う。それでもトーキョーにいると厭でもイルミネーションは目に飛び込んで来るし、孤独感を紛らわそうとするのもまた、虚しいわけで。

それでもうって変わって昨日のクリスマスは二人で会うことができて、少し豪華に家で食事。彼女が買いそろえて来た食材で料理。ボクはムッシュ愛飲のクリュッグというハーフボトルで1万円近くするシャンパンを買ってきて、キャンドルの明かりだけでディナー。彼女は手編みのセーターをくれたけどボクは何も用意していない。っていう。忙しくて何か買い物に行く暇もないし、お金もない情けない状態。

そんなのは厭だから今日は目黒まで見送った帰り、恵比寿で彼女が欲しがっていたアウトレットのアニエス・ベーのヒールと雑貨屋に売っていた手袋を購入。今、会社で作業中。

果たして喜んでくれるのだろうか。と、キーボードを叩いてみる。

築地の場内市場なんかで朝食を摂っていると、とても新鮮な気分になる。東京のレトロスペクティヴというか、綾小路きみまろの一節に出て来そうなおばちゃんが少しぶっきらぼうに新聞を読みながら接客をしてくるような定食屋、カウボーイ・ハットを被ったオヤジがそういうおばちゃんに江戸っ子の枕詞ともいえる「バカヤロウ」口調で楽しそうに会話している朝の5時、そこでボクはビールを頼んで、結構築地はクリエイティヴに向いているのかも知れないという事に少し気がつく。

それこそ美術館や映画館やデパートや、ゲームセンターだとか、そういった娯楽は全くと言っていいほどほとんどないけれど、勤務時間をサマータイム、じゃなくて築地タイムに合わせると結構仕事的には楽しいのではないかと思う。

ボクは基本的には夜型人間で朝が早いのとか、昼間の活動はどうも苦手だ。それこそ出勤時間を夜の8時とかにしていただくとコンディション的に非常に落ち着く気がする。昼間のトーキョーはどうも人が多過ぎる。そして、騒がしい。以前六本木で夜働いていた時は非常にコンディションがよかったように感じる。

築地の朝は早い。お店がオープンするのが午前3時とか、そういう店があったりする。何よりも寿司屋が24時間営業だったりして、一つの観光スポットだったりもするのだから。

仕事を夜の静かな時間に進め、明け方に市場に出向いてビールを呑んで帰って寝る。というのは、ボクにとってすごく健全な生活を送っているかのように感じると思う。終電に気にすることなく、ただ電車の走っていない時間に集中する。というのはいいと思う。

それにしても年末年始、前述したそのカウボーイ・ハットのおやじは「あと何日働けば休める」みたいなことを数えたりしていた。で、ふと思ったのは年末年始、人々が騒がしく浮き足立って走り回っているのは年明けの「休み」というモチヴェーションのもとに成り立っているようにしか思えない。という事で。

年末が近づいて来るにあたって、ここの所ケータイに入って来る迷惑メールの数が急増している。そもそもあんなアドレスで迷惑メールが入っていなかったのが奇跡なくらいで。まぁauだからっていうのもあるけれど、最近多い日は1日に10件近く入って来る。

そんな事とは裏腹にやはり忙しくて会社に泊まってばかり。CSSが急速に浸透してくると、今のWindowsIEはいずれ、かつての Netscape4.7になりかねないような気がする。兎に角、CSSでレイアウトした時に、Windows IEで思い通りにうまく行ってくれないことが多い。最近はかなりWindows IEが嫌いになってきている。透過pngだってサポートしていないんだもの。

そんななか、Firefoxのヴァージョン1がリリースされたり、NetscapeがGeckoとIEの両エンジンを備えたブラウザを開発していたりとか、ブラウザも多様になってきている中で、どのブラウザで観ても同じレイアウトというのを実現するのはどんどん困難なスキルになっている気がする。そこでプロフェッショナルな部分を磨きたいわけだけど、実際今やっている案件で触っているXOOPSなんかは、兎に角システムと同じように仕様をきっちり決めないとidやclassがどんどん増殖するばかりで、何が何だかわからなくなる。

そのページにどんな要素があって、どの部分がユニークなのか、そういうことをきっちり整理していないと、CSSでデザインなんてできない。と、最近思い始めた。テーブルを一切使わないデザインに憧れてはいるのだけど、そのためにはtableタグよりももっとたくさんのコードを裏で書けなければならない。まぁ、それこそが文書とデザインの分離という目的を達成する時だけれど。

そして今日も会社に泊まってしまった。そもそもこれはクライアント的な問題なんだけれど、そろそろモチヴェーションは下がりまくりなので、この状況は脱したい。あとリリースまで2日。

仕事の間を縫ってコンノ君のライヴを観るために、渋谷へ。

渋谷はこの前も来たけれど、ほとんど来ていないのと一緒で、今回もそんなことになるのは目に見えている。すでに遅刻気味で、スクランブル交差点を駆け抜けて、うる覚えの記憶でQuattro by PARCOを目指す。冬の寒さとは裏腹に汗だくになっていて、コートを着なくてよかった。と、頭の中でひと安心する。

高校生の頃、pineforest crunchというスウェーデンのバンドを観るために、修学旅行の前日だというのに、群馬からはるばる新幹線に乗ってやってきたという思い出深いライヴスペース。あれ以来ボクは来ていないのだけど。もうあれから8年は経っているはず。急いでエントランスのドアーを明けるとすでにMCをしていて次の曲に入ろうとしていた。

コンノ君がエディ・ヴァン・ヘイレンモデルのギターを担いでの曲、少しシークェンスが暴走気味。どこから抜いて来たのか、サックスの生音がサンプリングしてくる。高度なJAZZというか、アートグラフィカルな中国の毛筆のような、正直ボクは理解できていない感じ。単にマシンのトラブルだったり。コンノ君はきっと自分の弾いたギターにディレイか何かエフェクトをリアルタイムでかけていた気もする。そんなステージの状態を俯瞰してみると、クアトロは表のパルコの印象とは裏腹に以前と様子もそれほど変わっていない事に気づく。平日の年末の夜。お客は勿論それほど入っていない。スーツを来たレコード会社の関係者風の男性がチラホラ。でも、ノリ悪すぎ。こういうヤツが日本の音楽業界をダメにしている気がするけど、もうそんな議論にほとんど興味が無い。

その毛筆のアートの次の曲はオレ好みな方向のパッド多様の4つ打ち気味なわかり易いものに。確か途中からテンポが上がった気がするが、これは別の曲をDJ風に繋げたのだろうか。ステージを観ながら色々なことを考えてみる。例えばもう一人ヴィジュアルを担当する人がいたら、その人は終止客席とは反対の、つまり後ろ側を向いていて、何か操作している。だとか、DJが一人同じように後ろを向いていてレコードをパントマイムのごとく操りながらサンプルを引っ張って来るだとか。あとはステージを白いカーテンか何かで覆い隠してしまって、シルエットを映し出して、そこに映像を当てはめるとか、色々なパフォーマンスを思い描いた。つまり、ステージングとしては、もうひとヒネリ欲しいのだ。

ライヴも観ていると色々インスパイアされる。色々なことを考える。ずっと会社に籠っている生活から打破したいというのもあって、今回は渋谷に抜け出したわけだけれど、それは正解だったと思う。蛍光灯の下でパソコンの画面を眺め続ける生活からなるべく逃亡しよう。それは仕事を投げ出すわけでもなんともない。自分の裁量でそういう時間は作れるはず。

ライヴが終わると司会者が現れてインタヴュー・コーナーに。「あ、そういう形式なのか!」とビックリ。インタヴュアーは藤沢美樹さんという、まぁ、こういう業界には必ずいるようなキレイな女性。オレだったら絶対出たくないような…それでも質問にうまく答えたりするコンノ君は素晴らしいなぁと関心していた。まぁ、ボクはアフロ被ったティンちゃんのノリだろうな…と。「ノートパソコンの楽器としての可能性」をアーティスティックに語るコンノ君の未来は明るいと思う。

正直お客さんが少なくて踊りづらかったのだけど、ティンちゃん方式で、ボクもカツラとか帽子を被ってやろうかと。そうすればメチャメチャ踊ってやろうと。そこはボクの反省点だったかな。

終わってKonno Dai Groupのメンバーっていうかコンノ君とティンちゃんとドリンクチケットビールでほんの少し会話をして、今度はバー・クリシュナで再開することを誓う。急いでビールを飲み干して築地に舞い戻る。途中、電車内で社長から読んで感想を書け!と渡された「原宿ゴールドラッシュ」を2章読み終える。

会社にはいるものではないな、やっぱり。

丸井のキャッシングの支払いが滞っていた。というか、支払いを忘れてしまったので、会社を抜け出して日比谷線で上野に向かう。なぜだか丸井の支払いを上野で行っているケイスが多い。この前桂吾と金井君がやって来た時然り。

久しぶりにアフター5な景色を眺めている気がする。師走のトーキョーがクリスマスのイルミネーションと共にキラキラと輝いていて人々がなんだか浮き足立っている。仕事を終えて待ち合わせをする恋人たちの演出には十分だ。だけれどボクの中にそんなシチュエイションは無い。

昼食は彼女が今朝作ってくれた明太子の入ったおにぎり3個だったんだけど、すでにお腹が減っていたので、前から気になっていたカレー屋で摂ることに。クリスマスの雰囲気をよそに、唐揚げカレーを食べる。

確か上野にHMVがあったはずだということで、アメ横をブラブラうろついていると、ガード下にあるわんさかした呑み屋群。いや、たまんねーとか思いながらもこの前ジョンの描いた作品の事を思い出していた。

ABABにHMVがあることが判明。久しぶりにレコード屋に足を踏み入れる。欲しいDVD満載。欲しい音楽満載。でも仕事の途中なので、そんなに物色することができず、RamRiderのCDだけ買って帰る。前も思ったけど、上野はかわいい子が多い。ABABもまた然り。混み具合も丁度いい。

上野御徒町経由で仲御徒町の駅から社に戻る。そういえば、片山淳は両親の店の手伝いを終えて築地に向かっている、とここ先日話したことがプレイバックする。そして築地の入船橋の出口の方から出ると、ヤツの職場がすぐに見つかった。スターバックスでキャラメル・マキアートを買って、社に戻る。簡単な作業をして今日は早めに帰路へ。

何かと忙しい。

木曜日は、新たな会社の取締役3人に囲まれての鮨ディナー。呑み過ぎてつい彼女に会いたくなってしまうという。そのまま酔った勢いで自由が丘へ行って軽く焼き鳥屋で呑んだあと、なんと目黒のホテルへ。

そのまま金曜日出社して、終電ぎりぎりまで作業。家に帰って就寝。

土曜日の朝、眠り過ぎるも、昼は片山淳君と久しぶりに池袋のドトールで軽く食事しながら近況の話とか。なんと築地で最近は働いているとのことで、普段から築地の駅を利用しているらしく、今度ヒマな時に晩飯でも食べようと約束する。

そのまま、自由が丘へ舞い戻って「金田」で彼女と彼女の佐渡時代の友人の画家、ジョンと出会う。sudo氏も参加。お金が無いので彼に少し払ってもらう。そのままみんなで彼女の家へ。彼女の母親も交えて楽しいトーク。いや、ジョンは本当に素晴らしい人間だと思う。気配りもすごい。日本語でジョークも言えるし、あんな50代に果たしてボクはなれるのか? さらには彼女の母親とお酒を二人で買いに行ったり。いや、何だか。

彼女爆睡のまま、終電近く、ジョンとsudo氏を自由が丘の駅に送り出す。彼女の家に戻り、なんとか彼女を起こして板橋へ。途中タクシーに乗るもののお金が足りなくなって、環七通りを二人で歩いて帰宅。結構あっという間。

日曜日。少し遅めに起きて、お金をおろしに行ってから宅配ピザを注文。そのままダラダラ過ごして、夜遅く銭湯でひと風呂浴びてから例の中華料理屋「延弘楼」でビールを呑む。これが旨い。そして初挑戦の麺類も自分好み。大いに満足。

節制するって話はどこへやら…。

社長からこの奈良美智が描いたイラストのアルバムのサンプルを手渡され、以前tachikawanoki.comで読んでいた情報がフィックスしてすぐにプレヴェールの作詞したコンピレイション・アルバムというのがわかったのだけど、ジャケットのボクでもわかるフランス語を見て真っ先に頭に浮かんだのは一昨年聴いた夏木マリのアルバムに入っていた「私は私」という曲で、なぜ憶えていたかと言えばジャック・プレヴェールの詞に対して曲は近頃本人が映画化されてしまった高田渡によるものだったからで、なぜこの組み合わせなのかと疑問を抱いたことをやけに憶えていたもので。

試しにGoogleでジャック・プレヴェールを検索してみると、村上春樹がサリンジャーの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」をウキウキと新訳したように、このアルバムを監修した高畑勲がプレヴェールの詩集「ことばたち」を新訳している情報に出会う。

「ことばたち」の原題はパロール(Paroles)と書いてあって、あの夏木マリのアルバムのタイトルも「パロール」で、たまたま手元にあったそのアルバムのブックレットを読み返してみると「私は私」の歌詞の訳は、やはりかつての「ことばたち」を訳した小笠原豊樹だった。という情報がフィックスされてゆく。この小笠原豊樹訳も面白いけれど、今回の高畑勲訳も非常に面白い。ジュリエット・グレコの唱う曲を関西弁に訳していたりする。プレヴェール作品を網羅している人でもこの訳を読むためだけにこのコンピレイション買う価値はあるのかも知れない。

果たして季節のせいなのか、このアルバムがクリスマスいや、ノエル向きに聞こえてしまうのは気のせいなのだろうか。特にレ・フレール・ジャックが出て来るあたりから子どもたちの歓声に被さるイヴ・モンタンの陽気なジャズを聴いたりするとそう感じてしまう。モンタンはゴダールの『万事快調』で観た事しかなかったのだけど、このコンピレイションには思いのほかたくさん登場してくるところを見るとプレヴェールの詞を唱いあげるシャンソン歌手でもあったんですね。ノイズの混じった音源も何曲かあって、それは意図的なものなのだろうかその音源しかないからなのかわからないけれど、レトロスペクティヴな趣きが非常にボク好みなのは確か。

気がつけばもう木曜日に差しかかっていて、日々書きとめておきたいことが、どんどんと記憶の海に埋没して行く。

そんな日々を送りながらも片岡義男「日本語の外へ」を読了。英語を読み書きできる片岡義男による日本論というか、外から、特に亜米利加からみた日本というのがこの小説の中心で、ケネディ暗殺から日本語の曖昧さ、ペリー来航から高度経済成長。あらゆることがカヴァーされていて非常に興味深く、またすぐに読み返してみたい衝動にかられてしまう。柄谷行人の「戦前の思考」よりは入り込みやすいけれど、ちょっと高級な言葉が使われているというような。職場の先輩が興味を示し、さらには彼女も興味を示し、ボクが読み返すチャンスはその二人が600ページ以上する大著を読了しなければおあずけになってしまったのだけど。

電車内で本を読了して隣を見るとNintendoDSを操っている女性がいて、ついつい目線がそちらに行ってしまう。早くも購入した職場の専務は面白くねぇよ。と言っていたけど、PSPよりはこちらに興味があるのには変わらない。本を読了できたのは月曜、火曜と家に帰れたからで、加えて久しぶりに一人の時間を過ごすことができた。部屋の中で探しているGroovisionsのDVDとかデジカメのバッテリー充電器とか、そういうものを探す為に部屋を散らかして行くと、あまりにも忘れていることが多くてビックリしてしまう。

結局そんなことをやっていると朝の4時とか5時になってしまって眠れないのだけど、まぁこれはこれでいいのかもしれない。しかし、ぽっかり時間が空いた今、あれほど書こうと思ったことがあったはずなのに自分が何を書きたいのかがわからなくなってしまってきている。

この凋落は生産性が下がって来ている気がする。

週末はウィークデイの疲れが一気に出て寝てばかりいる。

この週末も例外ではなくて、金曜日に会社にまた泊まってから、朝、仕事が終わって帰る途中に「これから会いに行くよ」と約束するものの、茗荷谷あたりまで帰って来ていると彼女から電話がかかってくる。彼女も彼女で朝から働き詰めだったので、とても眠たそうだった。一旦家に帰った彼女をそのまま電車に載せてしまったら山手線を何周もしそうだったので渋谷まで出て来てもらい、向かえに行くことになった。池袋に着いてから山手線に乗り換えるともう外の気温は明らかに冬になっている。一瞬だけ渋谷に降り立ち、彼女と一週間ぶりに会ってから着た道を帰る。

自宅に戻る途中、ウィークデイはほとんど呑んでいなかったお酒を買って、家で軽く呑みながら就寝。結局空が暗くなる頃まで二人とも眠ってしまう。近所の銭湯に行って身体を洗う。そのまま先週と同じく居酒屋「ちょっと」へ。ビールに日本酒という流れで相変わらず酢の物や刺身を頂く。

DVDでもみようかと、久しぶりにレンタル・ショップへ。彼女オススメ『風の谷のナウシカ』、それと『ビッグ・フィッシュ』を借りる。そういえばナウシカはきちんと今までみたことがなかったのだ。家に帰ってDVD鑑賞。ナウシカは全部みたものの、ティム・バートンの方はお酒も手伝い眠気の限界でほとんど観ることなく就寝。翌日はまた「debuya」を観て、今日は「うちくる?」を観て「あっぱれさんま大教授」(教授になったんですね)を観てローソンの向かいにある蕎麦屋で蕎麦を食べる。それから夕方までダラダラと過ごし、自由が丘へ行くことにする。どうやら彼女の家は留守になるようで、また部屋にお邪魔することになった。

自由が丘の彼女の部屋にあったフリーマーケットで買ったターンテーブルを調べてみると、配線をすればちゃんと使えることが判明。早速ヴィデオの入力端子に差し込んでテレヴィから音を流すことに試みる。そこで気づいたのだけど、彼女の部屋にあるテレヴィは以前ボクが金井君にあげたものと一緒だった。予想通り針を指で触るとノイズが出たので、レコードは聞くことができる。

それから自由が丘のレコード屋で何枚か盤を漁る。トッキーニョを2枚と以前から気になっていたランバード、ヘンドリクス・アンド・ロスを買う。ジャコパスが800円くらいで売っていたのだけど、今回は見送った。夕食の食材を買いだし。シェリー酒はティオ・ペペではなく、サンデマンという2,000円くらいのシェリー酒。フィノでネットで調べてみるともっと高いサンデマンも存在する。

そのシェリー酒を舐めつつ、牡蠣と蛤とわたり蟹をトマトソースと刻んだバジルで和えたものとバケットを食べながらランバート、ヘンドリクス・アンド・ロスをかけてみると彼女が意外にも「こういうの大好き!」と喜んでいた。昔の古き良きアメリカというか、楽しげな音楽。そんな音楽を聴きながら昔のエル・デコをひっぱり出してきて早くも一緒に暮らす時のインテリアの話をする。サンデマンが無くなると家に大量にあるというYEBISUに移行。

ビールを持ち込んで家のお風呂に蝋燭の明かりだけで一緒に入る。一週間まるで剃っていなかった髭を、湯船の中で彼女がカミソリを使って剃ってくれるという行為は暗闇も手伝ってなかなかスリリングだった。なぜ彼女が剃ってくれたのかは単に鏡がそこになかったからだと思うけれど、なんだかこんな経験はボクも彼女も始めてだった。

そのままベッドに潜り込んでビールをちびちび頂きながら就寝。次の日は彼女が1時間早く起きて朝食の準備をしてくれた。これはやはり至福の時なのだろうか、朝食をきっちり摂って、そのおかずはその日のお弁当になった。そのまま自由が丘から1本で築地へ向かう。1時間早く出社して仕事の打ち合わせ。

週末はまたあっという間に終わってしまった。