ラジオを聞きながら仕事を深夜遅くまでしていると、ついつい聞き入ってしまう番組もあったりして、J-WAVE「リリー・フランキーのTR2」はなぜだか、作業するには打ってつけの番組ということになってしまった。
リリー・フランキーの妙に落ち着いたトーン、めめたんこと安めぐみのヴォイス、ゾノネムの笑い声、そのどれもが邪魔にならないくらいの適度のバランスで、作業に没頭しつつ、90%を占める下ネタの内容に聞き込むことができる。
そんなリリー・フランキーが青山ブックセンターでサイン会をやるという情報を偶然ウェブで知って、ワザワザ出向いて遠巻きに観ていたのだけど、その時は結局中島らも「心が雨降りする夜には」を買って帰ってしまったのだけど、ずっと気になっていたので、レンダリングが終わらない土曜日の昼間に購入して、ちょくちょく読んでいた。
この本は泣く。という評判は帯の田辺あゆみのコメントでわかりきっていたし、途中まで読んだ時点でこれは泣く。というムードを感じとっていた。仕事の合間に読んでいたのだけど、だんだん夢中に読み進めてしまい。月曜日の午前5時、読了を目前に家で大泣きしてしまった。最後の一行のところで丁度彼女が目を覚まして、どうしたの?と声をかけてくるも、まだ泣き止むことができない。思い出しては何度も泪がこみ上げてきた。多分、少し自分とダブるところがあるからも知れない。それは「東京」と「大学」いうキィ・ワードについて、やる気のなかったネガティヴな自分という部分で。
この本を読了して、なぜかもう長く話をしていない弟に送りたくなった。だけど、こんなことを思うのはきっと長男だからなのか、と思ってしまうけれど。
いつも聞いているラジオでの彼はまるで違う。ラジオは今週で終わってしまう。なんだか寂しいけれど、仕方のないことだと、ドリフ大爆笑の歌詞をなぜか思い出してしまった。あそこのフレーズは子供ながらに寂しい気持ちになったのをボクはまた今、思い出した。